バーク堆肥と腐葉土の違い
共通点は植物質原材料が元であり、土壌改良や培養土の原料として用いられる。
バーク堆肥
原材料は、木の皮・木質チップ含量75%以上(日本バーク堆肥協会基準)
繊維質(リグニン)含有量が40%以上であるため、土づくりの効率が良く
土の排水性・保水性を良くします。熟成していないと植物に生育障害を起こすことがあります。
腐葉土
原材料は、カシやクヌギなど広葉樹の落ち葉
繊維質含有量が5〜6%です。土づくりの効率はバーク堆肥の方がよい。
土の排水性の改良に効果あり。熟成に時間がかかりません。
消石灰と苦土石灰の違い
共通点は、酸性土壌の酸度調整と石灰分の補給に使用します。
消石灰は石灰岩を焼いて生成しており、アルカリ成分が高く分解も早く、
土壌酸度調整効果は高い。注意する点は、施用後2〜3週間は
植え込みや種まきを避ける様にして下さい。
苦土石灰はドロマイドという岩を砕いて作ります。消石灰に比べ分解が
遅く緩やかなので土壌酸度調整効率はやや劣りますが、施用後1〜2週間
で植え込みや種まきができます。微量要素の苦土分も含んでいますので、
あまりにも酸性土壌になっていなければ、苦土石灰のほうが無難です。
けいふん・牛ふんの違い
けいふんは、速効性の肥料です。主にチッ素肥料として施用します。石灰含量も高く、
牛ふんは、チッ素成分が低く、リグニン含量(繊維)が多いため土壌での
分解が遅く、肥効が長い為過剰な施用はカリ分の過剰を招くので注意が必要です。
花や実をつけさせる肥料とは
チッ素を過多に施用すると栄養成長が盛んになり、葉や樹はりっぱになりますが、
花や実が着きにくくなります。チッ素成分低めでリン酸とカリ成分の高い肥料を
使うのが良いでしょう。
野菜に使う肥料とは
野菜には大きく分けて、実を食べる果菜・葉を食べる葉菜・地下部を
食べる根菜の3種があります。果菜にはチッ素・リン酸・カリの成分が
6:8:4のような山型の肥料が適しています。葉菜にはチッ素がやや高め
の8:8:8のような平行成分の肥料が良いでしょう。根菜はリン酸とカリ
成分の高い、5:10:10のような上り坂型成分の肥料が良いでしょう。
また野菜はアミノ酸の形で肥料を吸収すると大変おいしくなると言われて
います。無機質肥料(化学肥料)のより有機質肥料(ケイフンなど)の方が
良いです。
秋の水やりの方法
夕方4時以降は、水やりをしないで下さい。昼間温まった土の温度を下げたく
ないからです。土の温度を下げてしまうと、根を痛めてしまうおそれがあります。
水まきの量も夏より少なくして下さい。
球根の植え時(タイミング)
最高気温が20℃を切ってからが最適期となります。